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第二十回記念 鵜澤久の会「檜垣」について ~私の思い~

能楽師にとって最奥の曲として「姨捨」「檜垣」「関寺小町」の三老女があります。

父は七十七歳の時に周囲の勧めもありまして、「姨捨」を披きました。

その時の父の覚悟を決めた様子が、並大抵なものではなかったのを今も思い出します。

そして「檜垣」。こちらも大変に重い曲です。

昔ならば、一生やるはずもない曲で、まさかやる事になるとは思ってもいませんでした。

しかし、そうと決まったからには、いまは亡き観世寿夫師が生前申されていた

「野宮」→「定家」→「檜垣」に至る系譜のなんたるかを、稽古を重ねていく中で、何とかしてつかみ取りたいと思います。

稽古をすればできるということでは無いと思いますが、私には、稽古、そして稽古、と、身体で見つけていく事しかありません。

これまでの自分、そして、これからの自分をこの曲にぶつけて舞台に立ちたいと思います。

 

年末の忙しい時節ではございますが、このひとときを共にしていただければ幸甚に存じます。

 

第111回川崎市定期能について (再告知)

9月9日(土)川崎能楽堂において、定期能があります。

お席にまだ余裕がございます。詳しくは能楽堂にお問い合わせ下さい。

川崎能楽堂:044-222-7995

 

また、「『清経』と『鵜飼』を面白く見るための事前講座」を8月27日(日)午前11時より川崎能楽堂にて開きます。

武蔵野大学教授・同大学能楽資料研究センター長の三浦祐子先生から両曲に関しての見方を含めた内容について、詳しく解説していただきます。

後半には、演者としての鵜澤久の視点のお話と、実際に謡と舞を皆さんにも体験していただき、楽しんでいただければと思います。

チケットをお持ちの方は事前講座は無料となりますので是非お越し下さい。

 

「清経」「鵜飼」両曲ともポピュラーではありますが名曲ですので、きっとまた新しい発見があると思います。

 

 

 

第111回川崎市定期能のお知らせ

平成29年9月9日(土)

川崎能楽堂にて、第111回川崎定期能「能と狂言」が催されます。

第一部 13:00開演 清経 シテ 観世 銕之丞 ツレ 鵜澤光

第二部 15:30開演 鵜飼 シテ 鵜澤久

 

詳しくは下記のUPLをご覧下さい。

http://www.kbz.or.jp/event/noh/20170909/

これまで善知鳥、阿漕と手がけてきましたが(三賤もの)「鵜飼」は前シテと後シテが別人格なので、その変化を是非ご覧になってみてください。

明日8月2日の午前9時より川崎能楽堂の窓口で発売開始。

その後は能楽堂に申し込み下さい。

 

川崎能楽堂

044-222-7995

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二十回記念 鵜澤久の会 チケット予約受付開始のお知らせ

平成二十九年12月24日(日)宝生能楽堂で公演の「鵜澤久の会」のチケット予約を開始しました。

詳しくは「チケット予約」画面をご確認ください。

 


「織姫能」を終えて

7月2日(日)に豊田市能楽堂の主催公演としては初めて女性の能楽師のシテとツレ、地謡も女性能楽師だけという催しがありました。

曲は「蝉丸」で両ジテ扱いとして替の型の形をとったので、逆髪が喜多流の大島衣恵さん、蝉丸が光でした。

喜多流と観世流がともに舞台に立つ異流共演でした。

地謡は私(久)が地頭で、観世流の女性能楽師だけで謡いました。これは五年前に梅若の山村庸子氏が主宰する、こころみの会でご依頼頂き、やったものの再演でした。地謡のメンバーはその時とは多少異なりましたが、ほぼ同様でした。

前回もそうでしたが、逆髪が喜多流であるということは、地謡を謡うにあたって、私にとってはさほど違和感は感じません。

観世流の逆髪の、割にハイテンションな狂女的な変化の起伏のある謡ではないけれど、その落ち着きも素敵だと思うし、こちらが様々に対応して行かなければいけないのだと思っていました。

(やはりクセの後のもって行き方がかなり大変でした。)

蝉丸のテーマはかなり重いものですが、現在能として、それぞれの場面鮮やかに描かれることによって、演劇としての面白さが浮き上がってくるのですから、そのあたりが難しい所だと思います。

しかし、能というものは舞台芸能としての完成度が本当に高いものであると、つくづく思うと同時に、それだけで人が見られる形にはなってしまうところが、危険な事だというようなことを、寿夫先生がおっしゃっておられたことを思い出します。

 

 

 

 

「門前町初夏の謡、仕舞そして小鼓」 を終えて

6月18日(日)多賀あさひやさんにてワークショップを行いました。

ボストンのウェルズリー大学で能の公演とワークショップに招待された時、呼んでくれた小沢和子さんが、このたびご実家を引き継いでご自宅の古民家を再生し、地域の人のサロン、観光客のためのカフェとして開店するに当たり、生前、能に造詣の深かったお父様の影響もあり、今回のオープニングに当たり何かやってくれないかとの私の所へお話がきました。

 

 

多賀町というところは、近くに「猿楽発祥の地」と言われる場所もあり、彦根城も近く、能楽に興味のある人たちが多く、70人ほどの来場者の中には能に詳しい人もいれば、子供達の姿もありました。

面や装束の説明や、実際に声を出して謡いの稽古や、小鼓の体験もあり、そのあと仕舞「敦盛」キリと、「羽衣」キリを演じました。

最後に久田氏の小鼓とともに「高砂」を舞いました。

「高砂」は祝いの舞ですので、多賀あさひやさんの開店にふさわしいものになったと思います。

 

多賀あさひや

522-0341 滋賀県犬上郡多賀町多賀627 (多賀大社門前)

カフェ営業時間/11am-5pm 定休日/月、木曜日

 

現代演劇「阿彌南陀無」の公演を終えて

5月28日に三日間四回にわたった劇団阿彌の演劇「阿彌南陀無」の公演が無事に終わりました。

 

日中は自身の能の稽古と、能の仕事があり、それを終えた後に夜7時から10時過ぎまでの稽古。

帰宅は12時を過ぎるという日々でした。もちろん食事はその後です。

 

内容はなかなか重いものでした。

只あまり身体を酷使するものでは無かった分、その静けさの中で、自分の心は色々に動き、それが果たして、自分の表現として舞台上に見えたのか、と、やや心配しています。

自分が意識しない内に身に備えられた能役者としての身体と声を精一杯使ったつもりですが・・・。

いずれにしても能でないこのような現代演劇に出演させてもらえる事も、自分の貴重な体験の一つとして無駄では無かったと思っています。

どこかできっと自分の肥やしとなっている。と。

 

 

 

「西埠頭/鵺」 公演のお知らせ

6月17日 明治学院大学芸術学科に新たに「演劇身体表現コース」が誕生しました。それを記念して演劇集団、”錬肉工房”公演「西埠頭/鵺」の上演があります。

西埠頭の前に「鵺」の仕舞いを私が上演いたします。

 

フランス劇作家コルテスの戯曲「西埠頭」と世阿弥の夢幻能「鵺」を岡本章氏の手により一本の作品に再構成したものです。

入場無料ですので、特に学生の方達に見ていただきたいとのことですが、満員になり次第締め切るそうです。

日時:6月17日(土)15時

場所:明治学院大学白金校舎アートホール(パレットゾーン白金2F)

銕仙会 定期公演の再告知

6月9日(金)に銕仙会定期公演を行います。

まだお席が残っておりますので、是非足を運んでいただければと思います。

演目:

能「千手」えい曲之舞 鵜澤 久

狂言「水掛婿」    小笠原 匡

能「阿漕」      西村 高夫

 

場所:宝生能楽堂

時間:午後6時開演

S 6,500円

A 6,000円

B 4,500円

C 4,000円

学生席 2,700円

学生席は当日、空いている席を利用していただきます。

 

お問い合わせ:銕仙会

03-3401-2285

 

 

 

門前町初夏の謡、仕舞、そして小鼓 のお知らせ

2017年6月18日(日)「葵の上」の舞台進行と共に能を知る。

場所:多賀町 多賀あさひや

問い合わせ:0749-48-0186

 

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