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次回公演

銕仙会3月定期公演 平成28年3月11日(金)午後6時開演 於 水道橋 宝生能楽堂
「隅田川」 鵜沢久
「飛雲」 谷本健吾

私の今年の銕仙会での演能は、ポピュラーな人気曲「隅田川」です。過去に数回舞っていますが、何回やってもやりがいのある曲です。最近では、両国の江戸博の、半円形の舞台で、能楽協会から能を生まれて初めて依頼されやったので思い出として深く残るものでした。
一番最初は、光が子方でしたからもう30年以上前になります。当時何人かの同年代の能楽師で同人の会”潗の会(しゅうのかい)”を組織して、活動していた時に、その会で「隅田川」をやりました。八世銕之丞師のお許しの元、その時はまだ若かったのでダメだと言われるかと思っていたらOKが出て嬉しかったことを思い出します。
悲しい結末ではありますが、大きな豊かな母の愛も感じられる、早世した世阿弥の嫡子・観世十郎元雅の曲です。ぜひ見て頂きたいと思います。
当日は、他に「飛雲」というあまり上演されないキリの曲(五番目の曲)を谷本健吾さんが舞います。

この2曲の事前講座を3月5日(土)午後5時より青山銕仙会舞台にて開きます。当日券も購入出来ますが券を買って下さった方は無料です。講師は、東大大学院の中野顕正さんです。実技も盛り込み面白い内容になると思います。

年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます

昨年はいろいろな舞台を経験し、又あらためて能の表現力の深さと多様さを身体で実感した年でした。能以外には、3月に現代演劇「オイディプス」や12月の新作能「ロミオとジュリエット」であったり、能は、「三山」「西行桜」「阿漕」も初演でした。私にとって「西行桜」という大曲を演らせて頂いたことは、人生の節目として非常に大事なことだったと思っています。4月にはニューヨークコロンビア大学ドナルドキーンセンターよりの招聘により光と二人で小規模ながら「猩々乱」の公演を致しました。私達舞台に立つものは、やはり足を運んで舞台を見てくださるお客様によって初めて成り立つものです。本当になにかとご後援くださり、心から感謝申し上げます。

昨年二五周年を迎えた川崎市文化財団主催「夏休み能楽体験鑑賞教室」も七月に満員のなか大変好評のうちに終了しました。六月には、二五週年の記念イベントとして二週間に亘り東海道川崎宿交流館にて開かれこれまでの二五年の歩みを、多くの写真・チラシ・子供達の感想文を展示し子供能「土蜘蛛」「吉野天人」のDVDを放映し、そこには大勢の川崎の方たちが足を運んで下さいました。六月二一日には、これまでお世話になった方々や教室の卒業生現役の子供達も参加し、二五年間お世話頂いている吉川信一さんの司会進行により観世流小鼓方 鳥山直也さんそして久を交え、座談会を公開で致しました。開会前には久の仕舞「高砂」と、鳥山さんの小鼓と子供達だけによる謡で独調「花月」も演じられました。

また、昨年は隔年で催す雅友会の発表会も春と秋に開き、能を自らやって楽しもうというそれぞれの方の努力の結果が表れた意味あるものとなりました。

今年も日々の精進と共に、より良い舞台を創っていくように頑張ってまいります。宜しくご指導ご鞭撻くださいますようお願い申し上げます。

鵜澤久

昨年は、銕仙会での能「海士」「巻絹」の他、多くのツレの御役も頂戴し、今までになく目まぐるしい一年でした。四月には、ニューヨークでコロンビア大学ドナルドキーンセンターにお招き頂き、母娘で「猩々乱」の公演を致しました。六月には、京都の能楽師の皆様とブラジル公演に、また十月には座・高円寺芸術監督で演出家の佐藤信氏にお声かけ頂き、中国南京での「朱鷺芸術祭」に参加し「一卓二椅」に出演し人生初の”能以外の舞台に立つ”ことを経験しました。本年もたゆまず舞台に稽古に励んでまいります。どうか宜しくお願い申し上げます。

鵜澤光

今年の久・光の演能予定

一月三一日(土) 音と能楽師の声によるパフォーマンス 間宮芳生作曲「白い風ニルチッイが通る道」アメリカ・インディアンの神話による 静岡音楽AOIホール八階(静岡駅前) 午後三時開演 TEL 054-251-2200

三月二一日(金) 銕仙会定期公演「隅田川」久 他に「飛雲」谷本健吾氏

         宝生能楽堂 午後六時開演

五月二五日(水) 銕仙会青山能「東北」光 青山銕仙会能楽研修所 午後六時半開演

七月下旬 第二六回夏休み能楽体験・鑑賞教室 川崎能楽堂

九月三日(土) 初秋ひたち能 日立市シビックホール(曲目未定)

十一月十一日(金) 銕仙会定期公演「菊慈童」光 他に「融」白式舞働之伝 野村四朗氏

          宝生能楽堂 午後六時開演

十二月中旬に鵜澤久の会を予定しております。

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